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ポール・ボウルズの告白(1998)/カナダ

 

監督:ジェニファー・バイチウォル
出演:ポール・ボウルズ/ウィリアム・バロウズ/アレン・ギンズバーグ

 

『シェルタリング・スカイ』ですっかりお馴染みのポール・ボウルズ、晩年のインタビューである。
ポール・ボウルズの内面が少しだけ見える、衝撃的な内容であった。
やっぱりこの人は変人の部類だなあ。
『シェルタリング・スカイ』について、今までとは違う解釈の可能性をみた気がした。
改めてこの人の作品を読み返してみるのも面白いであろうなあ。

おっぱいバレー(2008)

 

監督:羽住英一郎
原作:水野宗徳『おっぱいバレー』(リンダパブリッシャーズ刊)
脚本:岡田惠和
出演:綾瀬はるか/青木崇高/堀内健次/仲村トオル/ほか

 

中学生男子はおっぱいがあれば生きていける、というテーマの映画。
タイトルが興味深かったので前から観たいと思っていたが、
まあ、タイトル通りの内容なので、観ても観なくてもよかった気はする。
1979年という時代設定らしいのだが、描き方がちょっと微妙な感じがして少し違和感があった。
でもまあ、そういうことはどうでも良い映画だからなあ。
すごく幸せな映画だよなあ。

セルピコ(1973)

監督:シドニー・ルメット
原作:ピーター・マーズ
脚本:ウォルド・ソルト/ノーマン・ウェクスラー
出演:アル・パチーノ/ジョン・ランドルフ/ジャック・キーホー/ビフ・マクガイア/ほか

 

実話を元にした映画とのこと。
1973年の作品だが、あまり古さを感じない。良くできた良い映画だった。
セルピコが飼っている犬がかわいらしく、バランスのよい存在感であった。
それにしても、アル・パチーノはなかなかの役者であるなあ。

しんぼる(2009)

 

監督:松本人志
脚本:松本人志/高須光聖
出演:松本人志

 

なんだかよくわからないけれども、面白い映画だった。
同時に進行していくメキシコレスラーのストーリーが、予想外のところで、予想外に、そして雑に交わる。
CGの質の落差が面白いなあ。
この作品は、きっと賛否両論って感じなのであろうけれども、
映画なんて星の数ほどあるのだから、こういう映画があってもよいよなあ、とは思う。
見終えて数日してから、妙な余韻に振り回されそうな気がする。

空中庭園(2005)





監督/脚本:豊田利晃
原作:角田光代『空中庭園』(文藝春秋刊)
出演:小泉今日子/板尾創路/鈴木杏/広田雅裕/ほか

 

観はじめて3分ぐらいして、「この映画、観たことあるんじゃね?」と思った。
10分ぐらいして、「やっぱり観たことあるわ」って思った。
前に一回観たことあったんだなあ。とりあえず、それでも最後まで観た。
前に観た時も感じた気がするが、取り立てて良くも悪くもない映画だなあ。
あんまり記憶にも残りそうにないなあ。
また何年かしたら、まだ観てないつもりで観ちゃうかもなあ。