« Archives on 2012年11月5日

デッドマン(1995)/アメリカ

 

監督/脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:ロビー・ミューラー
音楽:ニール・ヤング
出演:ジョニー・デップ/ロバート・ミッチャム/ミリー・アヴィタル/ゲイリー・ファーマー/ほか

 

モノクロのウエスタン。これはロードムービーってことでもよいのだろうか。
役者さんたちの芝居も良いし、音楽や雰囲気もなかなかよかった。
観ていて途中から『ねじ式』のことを考えていた。
「『ねじ式』をアメリカ人がモノクロウエスタンで撮ったら『デッドマン』的な感じになるんじゃねえの?」
「最後にジョニーデップがカヌーに乗って『そういうわけでこのねじを締めると
ぼくの左腕はしびれるようになったのです』って言うかなあ」
ってなことをずっと思いながら観ていたので、いまいち集中できなかったよ。
ジョニー・デップもかっこいいけれども、ゲイリー・ファーマー(ノーボディ役)が極めてかっこいいなあ。

サノバビッチ☆サブ ~青春グッバイ~(2000)/日本

 

監督/脚本:松梨智子
出演:いけだしん/斗桝仁之

くだらない映画として注目された作品ということだったので、とりあえず観てみた。
悪い意味でくだらなかった。
それでも、ちゃんと最後まで観た自分を褒めてあげたい。
自主映画なので、制作する上でも制約が尋常ではないだろうけれども、
マイクが映り込んでたり、露出が適当だったりってのは悲しい気がするよ。
でもまあ、こういう映画が好きな人もいるんだろうなあ。

ポール・ボウルズの告白(1998)/カナダ

 

監督:ジェニファー・バイチウォル
出演:ポール・ボウルズ/ウィリアム・バロウズ/アレン・ギンズバーグ

 

『シェルタリング・スカイ』ですっかりお馴染みのポール・ボウルズ、晩年のインタビューである。
ポール・ボウルズの内面が少しだけ見える、衝撃的な内容であった。
やっぱりこの人は変人の部類だなあ。
『シェルタリング・スカイ』について、今までとは違う解釈の可能性をみた気がした。
改めてこの人の作品を読み返してみるのも面白いであろうなあ。