バッドアス・シネマ(2002)

 

監督:アイザック・ジュリアン
出演:ラリー・コーエン/ロン・フィンリー/パム・グリアアイザック・ヘイズ/ほか

 

ブラックスプロイテーション・フィルムを主題としたドキュメンタリー。
今まで黒人映画というものをあまり意識したことがなかったが、興味深い内容であった。
ちょっと色々と観てみたくなったなあ。
タランティーノの『ジャッキー・ブラウン』も、以前観たときはあんまりしっくりこなかったんだけど、
また違った見え方があるであろう。

イングロリアス・バスターズ(2009)

 

監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
撮影:ロバート・リチャードソン
出演:ブラッド・ピット/メラニー・ロラン/クリストフ・ヴァルツ/ほか

 

この作品、あんまり良い評判をきいていなかったので、
正直なところあんまり期待していなかったのだけれども、すごく良い映画だった。
編集がうまいなあ。悪い奴ばっかりで、単純に面白いよ。
こんなに面白い映画ならば、もっと早くに観ておけばよかったなあ。

ドリーマーズ(2003)

 

監督:ベルナルド・ベルトルッチ
原作:ギルバート・アデア『ドリーマーズ』(白水社)
脚本:ギルバート・アデア
出演:マイケル・ピット/エヴァ・グリーン/ルイ・ガレル

 

ベルトルッチっぽいなあ。悪い映画じゃないと思うが、素直に良いとも言えない何かがあるなあ。
いや、良い映画だとは思うのだけれどもなあ。
5月革命に3人の子供を配置し、ヌーベルバーグを絡めてみましたって感じが引っかかるんだろうか。
全体のバランスは良いと思う。役者もすばらしかった。雰囲気もよい。
なんだかなあ。
でもまあ、なんか引っかかるってのは、やっぱり良い映画なんだと思うよ。

重力ピエロ(2009)

 

監督:森淳一
原作:伊坂幸太郎『重力ピエロ』(新潮社刊)
脚本:相沢友子
出演:加瀬亮/岡田将生/小日向文世/吉高由里子/ほか

 

閉塞感と相まって、かなり重苦しい映画であった。
個人的にはこの手の物語は観るのが辛いのだが、知らずに観てしまったのだから仕方がない。
全体的には良い映画だと思うが、底が浅いなあ。
原作を読んでいないからなんとも言えないけれども、
原作ではその辺をもうちょっと上手く描けていたのではないかと思う。
尺の問題もあったのだろうが、夏子がもったいないなあ。

ELECTRIC DRAGON 80000V(2000)

 

監督:石井聰亙
出演:浅野忠信/永瀬正敏

 

ずっと前から観てみたいなと思いつつもタイミングがあわず、今更になって観た。
そんなに面白い映画じゃない。
当時としてはなかなかハイカラだったんじゃなかろうかとは思う。
作り手が作りたいと思って作った映画なんだろうなあとは思う。
そういう意味では良い映画であろうなあ。